前田の備忘録

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「道は開ける」D.カーネギーのもう一つの「人を動かす」と君臨するベストセラー。

 

 

 

もう一つの「人を動かす」は以前レビューしました~。

 

 

 

本書のテーマは、「悩み」

 

 

 

 

悩みは決して未来だけじゃない。現在にも過去にも存在する。後悔ってのも一つの悩みなんじゃないかな。

 

 

 

皆さんの中にも、悩んで苦しい時期とかあった、もしくは今あるのではないでしょうか。

 

 

 

悩みなんか腐るほどこれからもある。

 

 

 

悩みは、人間が生きる上で最も恐れるものだと僕は思う。一方で、悩みという感情があってこそ人間だとも思う。

 

 

 

生き物に例えるなら、うーん悩みは寄生虫かな。常日頃つきまとう厄介者。
うつ病の人は悩みという寄生虫に喰われた慣れ果ての姿に思えたり。

 

 

 

そんな「悩み」を420pにわたって、D.カーネギーがアプローチしていくわけです。
古今東西の偉人の例で僕が特に気に入った例をあげてちょっとだけ内容を掘り下げたい。

 

 

明日のことを考えるな。明日のことは明日自身が考えるだろう。一日の苦労はその一日だけで十分だ。-キリスト


皆さんも私も、この一瞬に永遠不滅な二つのものが出会う場所に立っている。無限の彼方から続いている膨大な過去と、すでに刻まれた時の末端に突き刺さっているに等しい未来との境目にいるわけだ。たぶん私たちは、この永久不滅なもののどちらで生きることも許されない、たとえほんの一瞬たりとも。その不可能なことをしようとすれば、私たちの肉体も精神も、ともに破滅するだけだ。だから、私たちは自分が生きられる時間、言い換えると、今から就寝までの時間を生きるだけで満足しようではないか。-ロバート・ルイス・スティーヴンソン

 

賢者には毎日が新しい人生である。―ある一説


今日という日は、もう二度とめぐっては来ないことを忘れるな。-ダン

 

 

 

大抵悩んでるときは、あぁ~やっちゃったな~とか明日どうしよう~とか

 

 

 

未来や過去の事ばかり気にかける。僕も、そうだ。

 

 

 

でもそんなことばっか考えてどうしようというのか。今という時間をどれだけ無駄にしているか。なぜ今を考えないのか。今という時間はもう二度と訪れない。

 

 

 

思わずはっとなった。

 

 

 

今日という日は、昨日悩んでいた明日なんだって考えれば意外といけるかも、乗り越えられるかもって。

 

 

 

そう思えるんじゃないかな。

 

 

 

明日なんか考えずに、寝ようぜ。って自分に言い聞かせる。

 

 

 

私たちはまれに襲ってくる人生の嵐や、雪崩や、雷鳴にはなんとかいきのびていくが、ただ悩みという小さな虫、指でひねりつぶせるほどの小さい虫によって、心を食い破られていないだろうか?-森の巨木の勝利と敗北に関する物語

 

 

 

凄く好きな文章。小さい虫が、心を食い破るという表現以上に、的を得た表現ってなかなかないと思う。

 

 

 

誰も死んだ犬を蹴飛ばす者はいませんからねー老ハッチンズ

 


自分の心の中で正しいと信じていることをすればよろしい。しても悪口を言われ、しなくても悪口を言われる。どちらにしても批判を逃れることはできない。-エレノア・ルーズヴェルト

 

 

 


何かをする時、批判をされても悩むんじゃなくてむしろ喜べということ。自分の正しいという道へ突き進む。

 

 

 

何もしないでただ悩む人間は、死んだ犬同然で相手にもされない。ワンワン吠える元気な犬を蹴飛ばしてこそ価値がある。

 

 

 

最低だなお前。

 

 

 

というわけで、心の中で何か衝動を感じたら、恐れずにやってみよう。

 

君が教訓を学んだ相手は君を賞賛し、親切で、味方になってくれた人々だけだったのか?君を排斥し、君に立ち向かい、君と論争した人々からも大切な教訓を学ばなかったのか?-ウォルト・ホイットマン


我々の敵の意見は我々に関する限り、自分自身の意見よりも真実に近いーラ・ロシュフコー

 

 

 

例えば、バイト先でお客様にクレームを突き付けられる。

 

 

 

その時、あなたは同じスタッフに適当に対処して愚痴を吐いて終わっているだろうか。

 

 

 

それともクレーマーの意見について理解に徹しようとしているだろうか。

 

 

 

僕は、これ以降クレーマーに文句を言われた時必ず最後に「ありがとうございました。」と感謝を伝えている。

 

 

 

結果として、理解力に忍耐心と対応術、お店の繁栄にもつながるからだ。更に向こうは多少気持ちも和らぐ。

 

 

 

「また来週もくるからね。」って笑顔で言われた時は、「来るな!(笑)」って思ったけど、すごく嬉しかったな。

 

 

 

まぁ相当理不尽なら、多少は愚痴こぼしちゃうけど、ね。

 

 

 

と、まあまだ数えきれないくらいエピソードはあるんだけど、このへんで。

 

 

 

僕がバックパッカーをしていた時、タイの砂浜で夕日が沈むのをただ茫然と一人座って眺めていた事があった。

 

 

 

その時、色んなことを考えてた。悩みも勿論。でも、その時思ったのは、

 

 

 

こんなに広い地球にいるのに日本というちっぽけな島で

 

 

 

たった一人の人間にすぎない自分が小さな悩みで怖気づいたりするなんて

 

 

 

ばかばかしいな

 

 

 

って

 

 

 

でもだんだんその感覚が消えていってるのが恐ろしい。

 

 

 

悩みにのみ込まれないような人になろう。誰にでもなれる。

 

 

 

悩んでたら、間違いなく早死にする。

 

 

 

ずっと、はてなブログに移行しようか悩んでいたけど、やっぱりここに書くことにした。←

やっぱりはてなブログになりました。はい。お世話になります。