前田の備忘録

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蟻地獄

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昨日友達三人で今さら映画「何者」を観てきた

 

 


朝井リョウの作品

 

 


朝井リョウと言えば、「桐島部活辞めるってよ」

 

 

 


邦画の中で五本指に入るぐらい好き

 

 


この作品で橋本愛が好きになった

 

 

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話を逸らす前に

 

 


このテーマは「就活×SNS」であるが、その状況下で繰り広げられる人に認められたい承認欲求や他人との比較優劣、嫉妬や無意識の自己防衛の象徴がテーマでもある気がする

 

 


10月15日から公開された映画で結構観てる人がたくさんいたので僕も観ることに

 

 


まさに現代の若者を象徴するかのような作品でした

 

 


いつの間にか人間の正規ルートとなっている「就活」

 

 


昔とは違って、将来への選択肢は拡大したというのに

 

 


とはいえ、僕も来年から大学三年生なので就職活動を徐々に始めるんですが…

 

 


観ていて人間の裏というか、リアルさが見事に描かれてました

 

 


人間ってやっぱり心から素直に応援できない生き物なのかなと

 

 


他人は他人で自分は自分

 

 


就活なら、志望した会社が不採用ても、それは自分には合ってない会社で落としてくれたんだ感謝しなきゃぐらいなポジティブな気持ちでいたい

 

 


さすがに何十社って落ちると悲しくなっちゃうと思うんですけど

 

 


まだやってもないので何とも言えないんですが結局は、

 

 


「執着心」

 

 


だと思うんです

 

 


僕には、この映画がそれぞれの登場人物が描く執着心の終焉を表しているように思えました

 

 


あ、ネタバレってほどのものじゃないけど、一つだけ言うと

 

 


最後の舞台のシーンの演出、独特で思わず感動した

 

 


 

 


仮に自分が誰に当てはまるのかなって考えたら、里香が少し自分と重なるかな

 

 


なんかこう、無理に頑張っちゃうような姿が

 

 


20年しか生きてないけど、その場で頑張らなきゃって必死になってる時こそ、それで精一杯になって失敗する

 

 


そこから一歩俯瞰した自分であれば、落ち着いてこなせるのに

 

 


就活は、もちろん人と力を合わせてやろうと思ってますが、これみると何だか嫌気が差しちゃいますね

 

 


情報戦って言うし一人でなんかやらないけど(最終的にはもちろん一人)

 

 


この映画を観て、就活のイメージが世間的に更に暗いものになっちゃいそう

 

 

 

就活、乗り越えよう

 

 


原作の本も読も